LOVE
激愛。


はじめて、ひとを愛した。
愛して、愛された。



光の渦を昇りつめてく。
どんどん高く、とんどん深く。



愛してる、と囁いた。
泣きながら、叫びながら。
何度も何度も。



抱いて抱かれて、
炎の薔薇に変わる。
火の鳥が目覚める。

 

刹那の時間でもいい。
何に背いても、誰を騙し裏切っても添い遂げたいと誓った。



この熱い想いは止められない。
この瞬間も消えない。



そう、あなたはこの恋を
「永遠の愛」と言ってくれた人。




幾億の夜を経て、次の世界が露になる日が来る。
次の世界の名を、永遠という。
わたしはあなたの、あなたはわたしの、「永遠」になる。
十字架を胸できりながら。

愛しています・・・



世の則を越えて、抑え切れぬ想いがある。
煉獄に堕ちたような痛みと苦しみを引き連れ、
身を切り裂く罰を受け、心に消えない罪を背負って・・・
それでも共に歩きたいと願った。願っている。
知らなかった、こんな情動。
怯えながら、悶えながら、尚・・・一緒に居たい。
義務でなく、義理でなく、寄り添えたなら、
わたしはそこに真実と価値を見いだすだろう。
形などは必要ない。意味がない。
だから、手をとって・・・
後悔はない。
これを激愛と呼ぼう。